東霧島神社の神殿に通ずる階段(鬼磐階段)は、なぜ999個なの?


霧島六社権現のひとつ「東霧島神社」東を(つま)読みます。 こちの神社には大きな刃物で切られたような岩があり「神石」と呼ばれている。「龍王神水」 龍王は絶大なる幸運・開運・厄除の力を発揮する守り神とされている。 

そして、東霧島神社の石階段 この地方に豪族で鬼と言われるほど恐れられているものが、善良なる土民に悪の限りを尽くしていた。その土民の一人に気品ある娘がいたそうで、豪族は嫁にと口説くも願いかなわず、田畑を荒らし、土民を困らせたそうです。 そこで、土民は霧島の鬼たちを集め「この神殿の通ずる階段を一夜で1000個の石を積み上げれば願いをかなえる、しかし出来なかった場合はこの地を去れと言ったそうです。 夜も更け静まり返ったある日、鬼たちは石段作りを始めた。あっという間に石段を積み上げていくので、このままではまずいと思い、東の空を明るくし長鳴き鳥を集め鳴かせた。 すると鬼たちは夜明けと思い、999個の石を積み上げたところで退散したと言われております。 この石段は鬼磐階段と言い、心を込めて願い事をとなえながら、振り向かずに階段を登ると願いが叶うといい「振り向かずの坂」とも言われております。