都心から最短1時間45分!高速ジェット船で伊豆大島ジオパークへ 

伊豆大島に行ったことはありますか?オフィスのすぐそこ竹芝港から船に乗れば行かれるのですが、観光するイメージが正直湧かず・・・。今回は東海汽船さんのバスツアー「巨大バームクーヘン」(地層大切断面)を見つけて興味が湧き行ってみることにしました!

◆ 高速ジェット船であっという間 

 

船といえば湖などの遊覧船やシーバスしか乗ったことがなかったので、ジェット船で島に行くというだけでひそかににワクワク。ジェット航空機から生まれたそうで揺れが少なく船酔いしないと紹介があり、確かに揺れが気にならない!1F席だったのですがエンジンの振動で眠気を誘われ爆睡、気が付いたらもう到着していました。大島には岡田港と元町港があり、風の向きによって変わるそうです。冬場はたいてい岡田港だそうですよ。竹芝は曇りでしたが到着したらこの青空、空が高く感じました。

 

◆ まずは火山博物館へ

火山博物館から見た景色
火山博物館から見た景色

まずは火山博物館へ。火山専門の博物館は世界でも数少ないそうです(館内は写真撮影禁止)。世界の火山や、1986年伊豆大島の噴火や防災・様々な計器、溶岩石が展示されています。噴火の際条件によって様々な鉱石ができることはタモリさんの某番組で知っていましたが、繊維のようなものまでできるとは知りませんでした(動物の毛がボソッと抜けた感じの見た目です)。火山地底探検シミュレーターカプセル、例のバームクーヘン地層断面の剥離標本もありました。
欲を言えば、ジオガイドさんの説明を聞きながら見たらきっともっと楽しかったかも、、、と感じました。

伊豆大島火山博物館公式HP

 

◆ 巨大バームクーヘン(地層大切断面)


バス停もバームクーヘン


遠くに利島、新島、式根島、神津島がみえます

お待ちかねのバームクーヘン。誰がバームクーヘンと呼んだのでしょうね、ピッタリの名前だと思います!
港では天気よかったのにどんどん曇ってきました。曇り空の下で見る地層がだんだん「角煮」に見えてくるのは私だけでしょうか?この地層は昭和28年、道路を作るときに偶然見つかったそうで、露出している部分は約1万5千年~2万年前のものだそうです。その下もずっと続いていて5千年分の地層があると。。。気が遠くなります。道路沿いにずっと続いているので圧巻でした。

◆ ランチは名物の明日葉定食


明日葉は伊豆大島が原産のセリ科植物です。今日摘んでも明日には芽が出るほど生命力が強い、というのは有名ですね。
今回初めて食べました!明日葉が練りこまれたお蕎麦、天ぷらはほんのり苦味?があってサクサク美味しかったです。季節の地魚は太刀魚です。量もちょうどよくてペロリ平らげました。
明日葉

◆三原山外輪山展望台

ランチ後は、徒歩数十秒先にある展望台へ。三原山とその周辺の景色が圧巻です。都心からすぐの場所でこんなにも自然というか火山活動を感じる景色を見られるというのがなんとも不思議な感じです。日本は火山国だなぁと改めて思いました。大島が約35年に1度は中~大規模な噴火がおきているなんて知りませんでした。
伊豆大島火山活動

◆ハイキングコース


遠くに富士山が見えます

展望台の脇からは、表砂漠コースというハイキング(トレッキング)コースがあります、こちらは初心者向け。少しだけ歩いてみましたが、レンガを砕いたような褐色や黒いジャリジャリした不思議な石の道でした(石なども持ち帰り禁止です)。山頂の遊歩道、お鉢巡りも初心者向けらしいので暖かい季節になったら歩いてみようと思います!
因みに昭和の時代にはラクダがいて観光客を載せていたそうですよ。

 

◆旅の締めは、大島牛乳のソフトクリーム🍦

岡田港向かいのお土産屋さんで大島牛乳のソフトクリームを食べました(添えてあるのは名物の大島牛乳煎餅)。濃厚で美味しかったです♪
かつては「東洋のホルスタイン島」と呼ばれるほど酪農が盛んだったそうですが、戦後の輸入自由化や大手メーカーとの価格競争などの影響もあり低迷してしまったようです。その後、大島牛乳復活のため島民の方々が奮闘し現在は少人数で頑張っているのだそうです。バターも気になるので次回行くときは保冷バックを持参せねば!
大島牛乳

[
帰りのジェット船はピンク!

竹芝港

観光バス内では島の紹介は音声ガイドのほかにドライバーさんが補足してくださり、知らないことだらけでとても興味深かったです。江戸時代までは流罪地だった伊豆大島、源為朝(源頼朝の叔父)赤穂浪士の遺族なども流されたそうです。どんな船で、どれほど時間をかけてここに連れてこられたのか気になります。

竹芝港には17:00少し前に到着、あっという間の1日でした。大自然を体感できる場所がこんな近くにあるのに行かないのはもったいない!リフレッシュしたい方は是非とも訪れてみてください。
スタッフY

東海汽船公式HP
伊豆大島ジオパーク公式HP