フォッサマグナとヒスイの街「糸魚川」を巡る旅~日本列島誕生の秘密を解き明かす~

”フォッサマグナ”という言葉は皆さん聞いたことがあると思います。学生の頃に習いましたよね??
では実際何?と聞かれると、なかなか言葉で説明できる人は少ないのではないでしょうか??
糸魚川は地域全体が世界ジオパークの認定を受けているため、見どころがいっぱい♪
また、糸魚川はヒスイの日本最大産地であり、そのカラーをイメージした「翠(みどり)の交流都市」とも言われています。そんな、魅力的な街「糸魚川」、日本列島の成り立ちを学びながら、ぶらぶらしてきました!!!

◆ フォッサマグナパークで断層見学

まず、フォッサマグナとは何か、フォッサマグナ=大きな溝という意味です。
ドイツ人地質学者のナウマン博士がこの「大きな溝」を発見し"フォッサマグナ"と名づけました。
フォッサマグナパークは根知谷と姫川谷が出会う近く、根知川(姫川の支流)右岸に位置し、
この公園内には、東日本と西日本を区切る断層(糸魚川静岡構造線)が存在します。
その糸魚川静岡構造線を人工的に露出させて状態をわかりやすくし、見学可能としたものが写真の場所です。素人目には、ぱっと見分かりづらいのですが。。。境界線の西と東で、地質の色が変わっているのが分かります。ここが、現在の日本列島に大きな影響を与えたフォッサマグナなのかと思うと。。その場に立っているのが不思議な感覚です。

地質が違えば水の成分も変わる!!!!
糸魚川静岡構造線が通る酒造会社では、断層を挟んで東の井戸と西の井戸があり、それぞれ地下水の性質が異なります。こちらの酒造では、お水の飲み比べも出来ますよ♪
お酒造りには、軟水である西の井戸の水が使われているとのこと!!!
(軟水=カルシウム成分が比較的少なく、まろやかな口当たりがする水)
水によって、お酒造りにも違いが出るなんて。。日本酒は繊細なのですね。

◆ パワースポット「ヒスイ海岸」

糸魚川には「ヒスイ海岸」の他にも「小滝川ヒスイ峡」「青海川ヒスイ峡」等のヒスイ原石産地がありますが、これらの川では翡翠を採取する事が禁止されています。
しかしこちらの「ヒスイ海岸」では、観光客も無料で自由に翡翠を採取する事が出来るのです!!!!
早速海岸を歩きヒスイ探し。ヒスイは緑色?とイメージするが緑だけではないよう。
海岸には、丸みを帯びた綺麗な石が多く、あれもこれもヒスイに見えてしまいます。。笑
夢中で拾ったけどヒスイはあるのだろうか。。ご安心ください!鑑定を希望される方は、車で10分程移動し
「フォッサマグナミュージアム」で無料で鑑定してもらえます!!!
綺麗な石がいっぱい採取出来て、ヒスイでなくても、満足です!!笑

◆ ヒスイのふるさとで大自然を満喫「小滝川ヒスイ峡」

「小滝川ヒスイ峡」と呼ばれ多くの人に親しまれている「小滝川硬玉産地」は「姫川」の支流「小滝川」に
「明星山」の大岩壁が落ち込んだ川原一帯を指します。硬玉とはヒスイのことで、
日本随一のヒスイの産地としてヒスイのふるさと糸魚川を象徴する場所で、昭和31年に国の天然記念物に指定されました。一般的に宝石の原石というのは磨いて初めて輝きや美しさが出てくるものが、ここのヒスイは川の清流によって自然に磨かれ、原石のままでも十分に美しく存在感があるものが多くあるそうです。

◆ 明星山を臨む絶景スポット「高浪の池」

標高540mの白馬山麓国民休養地内にある深さ13mの一年中満々と水をたたえる高原の池。
奥にそびえる「明星山」がとても雄大で、日本ではないみたいな景色です!!!
天気がもう少しよければ。。と少し残念ですが、とても気持ち良かったです。
こちらのレストランで頂いたラーメンがとても美味しかったです♪
隣のテーブルには、「このラーメンを食べに来たのよ~」と嬉しそうなおばあちゃん。

フォッサマグナにヒスイ探しと、糸魚川では貴重な見学、体験が出来ました!
今度来るときはグルメも楽しみたいと思います♪

スタッフS

糸魚川観光協会
フォッサマグナミュージアム
小滝川ヒスイ峡
ヒスイ海岸